工場爆発で３人重体

２０日午後４時２５分ごろ、新潟県上越市頸城区西福島、信越化学工業直江津工場で爆発があった。工場は炎上、県警によると、作業員の斎藤成治さん（５０）ら３人がやけどなどで重体、１４人が重軽傷を負った。上越市役所によると、近くの民家など５軒で、爆発の衝撃で窓ガラスが割れた。

県警によると、出火した建物は鉄骨４階建てで、約２０人がメチルセルロースなど化学製品の製造作業をしていた。けが人は２３－５７歳の男性作業員。３、４階がよく燃えており、出火原因の特定を急いでいる。


早大・佑ちゃん、背番号１６
佑ちゃんが厳戒態勢の中、大学での実戦デビューを果たした。早大に進学する斎藤佑樹投手（１８）は２０日、東伏見グラウンド（東京都西東京市）での中大とのオープン戦に先発で登板。５イニングを投げ無失点と上々の大学デビューを果たし、東京六大学での開幕投手の座にまた一歩前進だ。試合は早大が終盤に逆転を許し、５－６で敗れた。

記者はいない。カメラもテレビクルーも一切ない。「マスコミに囲まれるのは慣れたし、ないと寂しい」。そう語っていた佑ちゃん、自らの活躍を伝えるマスコミが一切シャットアウトされるという大学野球としては超異例の厳戒態勢の中でのオープン戦初登板となった。

堀江被告あす証人尋問

ニッポン放送株のインサイダー取引事件で証券取引法違反罪に問われた村上ファンド前代表村上世彰被告(47)らの公判が十九日、東京地裁で開かれ、高麗邦彦裁判長は二十日の公判でライブドア（ＬＤ）の前社長堀江貴文被告(34)を証人尋問することを決めた。

堀江被告は弁護側証人で、二十七日に尋問する予定だったが、繰り上がった。ＬＤから村上被告側へのインサイダー情報伝達について、捜査段階の任意の事情聴取では検察側主張を認めなかったとされ、法廷でも同様に証言する公算が大きい。


世界水泳シンクロ、原田が銅メダル
チームのＴＲ予選は、日本が９７．６６７点で２位に入り、２１日の決勝に進んだ。ＴＲとＦＲの合計で競った昨年９月のワールドカップを制したロシアが１位で、３位はスペインだった。

女子シンクロ高飛び込み決勝で、山下美沙子（北国銀行）、中川真依（金沢学院大）組は８位だった。

脱落ボルト定期点検指示へ

全日空のボンバルディアＤＨＣ８－Ｑ４００が高知空港に胴体着陸した事故で、国交省は１５日、ボルトが脱落した前輪格納扉の開閉部品を飛行時間４００時間か３カ月ごとに点検するよう、航空会社に指示する方針を決めた。

現地で調査をしていた国交省航空・鉄道事故調査委員会は同日午前、高知空港での調査をいったん終え、調査官は東京に向かった。

全日空は同日朝までの作業で、前輪格納扉の開閉を妨げていた管状の部品「ブッシング」（直径約１センチ、長さ約３センチ）を取り外し、事故調委に引き渡した。


米、北朝鮮金融制裁を解除へ
米財務省は１４日、金融制裁で北朝鮮関連口座が凍結されているマカオの銀行バンコ・デルタ・アジアの調査結果を発表、同行がマネーロンダリング（資金洗浄）などの違法行為を放置していたと認定、米金融機関との取引を禁じた。

一方で同口座の資金約２５００万ドル（約２９億３０００万円）の扱いは同行を管理下に置くマカオ当局に委ねると表明。北朝鮮への制裁解除を事実上容認する措置といえる。米メディアによると制裁解除は部分的で、米国は８００万－１２００万ドルを北朝鮮に返還することを認めている。

格納扉のボルト１本脱落

全日空のボンバルディアＤＨＣ８－Ｑ４００が胴体着陸した事故で、事故機の前輪格納扉をロックするボルト１本が脱落していたことが１４日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調査で分かった。

事故調委は、ボルトを支えていた部品が周囲に当たって扉が開くのを邪魔し、通常の油圧系統でも非常用の手動装置でも車輪が出なかったとみている。今後、ボルト脱落の原因について、製造過程や整備に問題がなかったか調査する。


仁川空港、２年連続し世界最優秀空港に
   国際空港評議会（ＡＣＩ）が１２日に公表した国際空港の評価で、韓国の仁川（インチョン）国際空港（社長：李在熙）が利用者へのサービスで世界最優秀に選ばれた。仁川国際空港は「アジア・太平洋最高空港賞」と「最高空港賞」、「アジア・太平洋の利用客が選ぶ優秀空港賞」の部門賞も受賞した。

  この評価は、サービスの７分野と施設・運営の２５分野に対し、ＡＣＩが昨年の半期別に、世界の空港８６カ所を対象に行なったモニタリングの結果に基づくもの。同賞は、空港サービスの評価で世界最高の権威を認められている。２位は香港チェックラップコック国際空港、３位はマレーシアのクアラルンプール国際空港。

ビッグ・ユー設計でも談合

県発注工事の談合、汚職事件をめぐり、８日大阪地裁で開かれた初公判で、検察側は前知事の木村良樹被告（55）＝談合、収賄罪で起訴＝が田辺市新庄町の県立情報交流センター「ビッグ・ユー」の設計業務について、特定業者に受注させるよう指示していたことを明らかにした。建築工事の談合も明らかにした。

検察の冒頭陳述によると、元ゴルフ場経営井山義一被告（56）＝談合、贈賄罪などで起訴＝は、木村被告が県知事に就任した２０００年９月以降、「ビッグ・ユー」の設計業務を受注させようと、木村被告に意中の設計会社を紹介。受注業者の選定方法として、実績や取り組み姿勢で決めるプロポーザル方式を導入するよう依頼した。


個人情報紛失でＫＤＤＩに是正勧告
総務省は９日、ＫＤＤＩが携帯電話「ａｕ」を解約した約２２万４０００人分の個人情報を紛失した問題で、個人情報の安全管理面で重大な問題があったとして、個人情報保護法に基づき同社に対し、安全管理の徹底などを求める是正勧告を出した。通信事業者に対する勧告は初めて。

ＫＤＤＩでは昨年も、インターネット接続サービス「ＤＩＯＮ」の顧客約４００万件の個人情報の流出問題が発覚、同省から厳重注意を受けた。総務省は同様の問題が再発したことで、個人情報の管理体制が不十分として、是正勧告を行った。