ＮＨＫ受信料義務化は見送り

自民党の通信・放送産業高度化小委員会が２０日、党本部で開かれ、政府が今国会に提出予定の放送法改正案について議論、改正案がほぼ固まった。法案には、捏造番組を放送した放送局に再発防止計画の提出を総務相が要求できるなど、放送局への規制強化などが盛り込まれた。焦点のＮＨＫ受信料支払い義務化については見送りになった。

再発防止計画の要求は、運用次第で番組内容にかかわる恐れもあり、放送業界などから反発が出そうだ。


検察側主張を次々否定
ニッポン放送株のインサイダー取引事件で、証券取引法違反罪に問われた村上ファンドの前代表村上世彰被告（４７）らの公判が２０日、東京地裁（高麗邦彦裁判長）で開かれ、弁護側証人として出廷したライブドア（ＬＤ）の前社長堀江貴文被告（３４）＝同法違反罪で１審懲役２年６月、控訴＝が検察側の主張を否定する証言を続けた。

ＬＤ事件も含め、堀江被告が法廷で証言するのは初めて。午前は弁護側の主尋問で、村上被告が堀江被告に直接尋問する場面もあった。